一途な副社長は寵愛する彼女に愛を注ぐ
麗はすっかり、話し疲れたのかさっさと私の着替えを準備して、お風呂勝手に入ってーと寝てしまった。

おい。
麗!!

でも、もう夜中だし、塁さんも寝たか!?

そう思って、トイレも行きたかったし、着替えを持って部屋から出た。


リビングはもう、灯りが消えていた。

ホッ。

ちょっと、塁さんと2人きりとかは久しぶり過ぎて緊張しちゃう。

そして私は階段を静かに降りた。
しっかし、おしゃれなメゾネットだなぁ。

階段の手すりはアイアンでできていてスケルトン階段になっている。

こんな所に、住めちゃうんだもんねー。

月明かりにリビングが照らされ、どでかいソファーが浮かんで見える。

そんな事を思いながら、リビングを出て、たぶん脱衣所だと思う扉をガラっと開けた。
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