一途な副社長は寵愛する彼女に愛を注ぐ
ハッ!!

そんな事より!!
麗に連絡、連絡!!

注文を終えて、いつものようにテラス席へ案内される。
やっぱりテラス席だった。

そろそろ、連絡してみるか。

「、、、もしもし?ヒカリ?」


「麗ー!おはよう!
あんた今どこにいる⁈」


「え⁈あ!そうそう、
私、昨日から急に東京出張でさ!
今日ちょうどオフなんだよね!」


「やっぱり!お母さんに聞いた!んじゃせっかくだしランチでもしようよ!
今日はオフなんだから、変な地味なカッコしてこないでよ?」

麗は、いつからか、本当はオシャレが好きなのに、仕事中は地味なカッコをするようになった。
周りからギャーギャー騒がれるのが嫌だと言って。

塁さんに、女のフリをさせられるようになって外野がうるさいって。
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