一途な副社長は寵愛する彼女に愛を注ぐ
な、なんか緊張しちゃう。

何で?

塁さん、カッコよすぎでしょ。

そうこうしているうちに、ついに扉が開いた。

麗!!
かわいい!!
綺麗!!
さすが過ぎる!!

もう、私は大興奮だ!!
ドレス最高!!

興奮のあまり、泣き出してしまった。

すると、塁さんがスッとハンカチを差し出してくれた。

へ?

見上げれば、コクっと頷いてる。

それでも、私は驚いて受け取れずにいたら、見かねた塁さんが、結局涙を拭いてくれた。

優しくしないでー。
余計に泣くー。
子供の時以来じゃーん。

しかも、何故だかさっきから塁さんは、背中を摩ってくれた所まではまだいいとして、その後も私の腰に手を回している。

1番後ろだから、誰も気づいてないけど。

どゆことなん!?

ぜんっぜん集中できないんだが!?

急に距離感おかしな事になってませんか!?
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