秘密のバイトの行く末は…愛され彼女!?【完】
第三話
恵茉がイラついてるね…はぁ…どうしようかな…
「茉里、何のため息だ?」
ぁぁ…あわわわわわっ…
「隣に座っただけで仰け反られたら、俺ショックで学園で口滑らすかも」
「やっ…ここのことは言わ…」
「俺は茉里を好きだ、ってな」
ぇ……言わないで、とシャワー直後の桐斗さんの何も着てない(下は履いてる)腕にしがみついたまま、私は固まった。
「どぉ…ゆ…こと…」
「こういうこと」
っん…合わさった唇の角度が変わるたび、彼の濡れた髪が私の額と頬を撫でる。
「茉里のドキドキを俺の腕で感じてる」
ひゃ~~っ…無意識に彼の腕を自分の胸に抱いていた私は体温が上がり、全身が真っ赤になったことを感じた。
「俺の彼女になって、バイトじゃなく一緒に住めばいい」
「………そんなこと…」
無理でしょ、ダメでしょ…
「好きなら普通のこと。茉里も俺のこと好き…だろ?」
そりゃ、毎日毎日、偉そうな口調でも優しく抱きしめられて安心してるうちに…好きだけど…
「ふつーでは…なくない?」
「それは先生と生徒ってことか?」
コクン…
「それは社会生活の中での名称。もっと素のところで…ただの人間レベルで惹かれるのは普通」
きっぱり言い切った桐斗さんと目が合うと、彼は小さく首をかしげて
「ん?いいだろ、茉里?」
と甘く私の名前を呼んだ。ああ…はい、好きです。けど…
「桐斗さん…」
「ん?」
「…好き…だけど…ここにいるのも嬉しいけど…恵茉が、なんで帰って来ないとかどこにいるとか、言い始めてる…帰らないといけないのかなって」
「それがさっきのため息のワケか?」
「そう」
「心配ない。俺に任せろ、茉里」
「茉里、何のため息だ?」
ぁぁ…あわわわわわっ…
「隣に座っただけで仰け反られたら、俺ショックで学園で口滑らすかも」
「やっ…ここのことは言わ…」
「俺は茉里を好きだ、ってな」
ぇ……言わないで、とシャワー直後の桐斗さんの何も着てない(下は履いてる)腕にしがみついたまま、私は固まった。
「どぉ…ゆ…こと…」
「こういうこと」
っん…合わさった唇の角度が変わるたび、彼の濡れた髪が私の額と頬を撫でる。
「茉里のドキドキを俺の腕で感じてる」
ひゃ~~っ…無意識に彼の腕を自分の胸に抱いていた私は体温が上がり、全身が真っ赤になったことを感じた。
「俺の彼女になって、バイトじゃなく一緒に住めばいい」
「………そんなこと…」
無理でしょ、ダメでしょ…
「好きなら普通のこと。茉里も俺のこと好き…だろ?」
そりゃ、毎日毎日、偉そうな口調でも優しく抱きしめられて安心してるうちに…好きだけど…
「ふつーでは…なくない?」
「それは先生と生徒ってことか?」
コクン…
「それは社会生活の中での名称。もっと素のところで…ただの人間レベルで惹かれるのは普通」
きっぱり言い切った桐斗さんと目が合うと、彼は小さく首をかしげて
「ん?いいだろ、茉里?」
と甘く私の名前を呼んだ。ああ…はい、好きです。けど…
「桐斗さん…」
「ん?」
「…好き…だけど…ここにいるのも嬉しいけど…恵茉が、なんで帰って来ないとかどこにいるとか、言い始めてる…帰らないといけないのかなって」
「それがさっきのため息のワケか?」
「そう」
「心配ない。俺に任せろ、茉里」