病んだ心をつまびいて
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「みなさん、整列してください。これからムカデ競走の練習を行います」
体育の時間。
今日は体育館で行われる体育祭の練習。
実行委員の私は必死にクラスメイトたちに呼びかけるけど、まったく聞く耳を持ってもらえない。
私の声をわざと無視している。
「並ばないやつらは無視してOKっしょ〜。このままセンセーに報告してきな〜」
唯一ふらふらと歩いてきてくれた仁奈だけが私の前に並んでくれる。
華凛たちのグループがこちらを睨んで舌打ちをしているけど、仁奈はそんなもの意にも介さない。
私がどんなにクラスメイトに除け者にされていても、仁奈はなにも変わらず親友でいてくれる。
「ありがとう。一応、男子たちにも声かけてくるね」
男子陣は新山くんがまとめてくれていた。
しかしヤンチャなやつらはうしろの方でまだ騒いでいる。
「あいつらぶっ飛ばすか?」
「わー!やめてやめてっ。私が行ってくるから!」
めちゃくちゃ自然に武力行使を決め込もうとしている新山くんをなだめ、私はヤンチャ男子たちの輪に入っていく。