病んだ心をつまびいて
数日前、華凛たちに空き教室へ連れ込まれ、スカートをバラバラにされたときに撮られたものだ。
あのとき穿いていた黒レースの下着が、ざんばらなプリーツのあいだからのぞいている。
その姿がちょうど下半身のあたりで画像が切られており、正体は誰なのか定かではない。
でもわかる、あれは私だ。
全身がサーッと冷たくなる。
「え?なにエロっ」
「平石じゃねーの?あっちらへんユルいみたいだし」
男子たちの視線が私に集まる。
淫乱女と浸透している私が名指しされるのは当然のことだった。
そして、写真の女も私ということは事実で……
硬直して動けない私を、華凛たちが目を細めて眺めていた。
まるで見世物。
欲が浮かんだ異性のまなざしが舐めるように私を侵す。
いま教室には新山くんも仁奈もいない。
私の味方はどこにもいない。
「ぁ……」
呼吸が荒くなる。
そのとき、目の前に背中が立ち塞がった。
甘ったるい匂いと、遊ばせた茶髪。
「まーまー、そんないじめてやんなよ」
早瀬だった。