病んだ心をつまびいて


「んだよ早瀬!平石のパンツは〜?」

「だから見せてもらえなかったって。てかあんまり平石にかまうなよ、新山のやつこえーから。あ!代わりに俺のパンツ見るか〜?」

「ぎゃはは!いらね〜!!」




チャイムが鳴る。

クラスメイトたちが移動教室でみんな出ていく。


静かになった空間で、私はようやくカーテンから出ることができた。
そのままふらふらと黒板まで歩く。




貼り付けられた写真を囲うように



『平石のパンツは黒レースw』

『さすがアバズレ!』

『ヤリマン』



たくさんの言葉がチョークで書かれていた。



たぶんもう意味ない。

これも拡散される。

全校生徒に軽蔑の目を向けられるんだ。






私は写真を剥がし、ぐしゃぐしゃに丸めてゴミ箱へ捨てた。



チョークの文字も黒板消しですべてまっさらにする。



早瀬のにおいが自分のシャツに移っていることに気がついてしまい、教室を出た。



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