お願い、成仏してください! ~「死んでも君を愛する」と宣言した御曹司が幽霊になって憑きまとってきます~
どういう意味で言っているのかわからなくて、困惑して彼を見つめる。
「前からあなたのことが好きでした。だけど私は結婚していたし、あなたには恋人がいました。かなわない恋だと思っていました。だけど、今なら」
え?
私はただただ驚いて彼を見る。
今、私のこと好きって言った?
「急にこんなこと言われても困りますよね」
寂し気に、彼は微笑する。
胸がしめつけられた。
カズと違って、今、ここにいてくれる。
抱きしめられているその感覚が、はっきりとすべての肌から伝わって来る。
「私はあなたを守りたい」
まっすぐに私を見つめて彼は言う。
「あなたも、あなたの子供も愛します」
「そんな……」
私は言葉を続けられなかった。
「私を利用してくれていいです。あなたのために、できることをしたいんです。生まれるまでに私と結婚したら、その子は私の子にできますよ」
私は呆然とした。
もし彼が結婚してくれたなら、今なら彼の子として出生届を出せる。
母親だけの子にしなくてもすむ。
だけど、そんなずるいこと、許されるわけがない。
だけど。
迷う私の顎に手を添えて、彼は私を上向かせる。
彼の顔が近付いてくる。
どうしたらいいの。
私は動けずにそのまますがるように彼を見た。
もう少しで唇が触れる。
私はとっさに顔をそむけた。
その直後。
電気が消えた。
江上さんの動きが止まった。
「停電か?」
LEDなのに、蛍光灯みたいに電気がちらつきながらまた点灯した。
「前からあなたのことが好きでした。だけど私は結婚していたし、あなたには恋人がいました。かなわない恋だと思っていました。だけど、今なら」
え?
私はただただ驚いて彼を見る。
今、私のこと好きって言った?
「急にこんなこと言われても困りますよね」
寂し気に、彼は微笑する。
胸がしめつけられた。
カズと違って、今、ここにいてくれる。
抱きしめられているその感覚が、はっきりとすべての肌から伝わって来る。
「私はあなたを守りたい」
まっすぐに私を見つめて彼は言う。
「あなたも、あなたの子供も愛します」
「そんな……」
私は言葉を続けられなかった。
「私を利用してくれていいです。あなたのために、できることをしたいんです。生まれるまでに私と結婚したら、その子は私の子にできますよ」
私は呆然とした。
もし彼が結婚してくれたなら、今なら彼の子として出生届を出せる。
母親だけの子にしなくてもすむ。
だけど、そんなずるいこと、許されるわけがない。
だけど。
迷う私の顎に手を添えて、彼は私を上向かせる。
彼の顔が近付いてくる。
どうしたらいいの。
私は動けずにそのまますがるように彼を見た。
もう少しで唇が触れる。
私はとっさに顔をそむけた。
その直後。
電気が消えた。
江上さんの動きが止まった。
「停電か?」
LEDなのに、蛍光灯みたいに電気がちらつきながらまた点灯した。