お願い、成仏してください! ~「死んでも君を愛する」と宣言した御曹司が幽霊になって憑きまとってきます~
江上さんのスマホが鳴り、彼は内ポケットから取り出す。
非通知だった。
彼が通話を押した直後、
「紗智に近付くな!」
男の声が響いた。カズの声だった。
「……もしかして、彼?」
戸惑うように江上さんがたずねる。
「そう……かも」
続けて、スマホからは驚くべき内容が告げられた。
「お前、三股してるだろ! それがバレて離婚されたんだ!」
「え?」
私は江上さんを見た。
浮気されて離婚したって聞いていたのに。
「こ、こんなの嘘だから!」
わかりやすくうろたえて、江上さんはスマホを切る。
が、またすぐにスマホが鳴る。
困惑していると、部屋の引き戸ががらっと開いた。
三人の女性が入って来た。黒髪のスマートな人、茶髪のかわいい人、ロングヘアのナイスバディの人。
江上さんは慌てて私から離れた。
女性たちは江上さんと私を比べるように見てから江上さんをにらんだ。
「どういうことよ! 今すぐ来いって言うから来たら、ほかに女がいるなんて!」
黒髪の女性が叫ぶ。
「い、いや、あの、なんでここに」
「あなたが呼んだからじゃない!」
茶髪の女性が怒鳴る。
「呼んでない……」
「スマホにメッセージ来たんだから、言い逃れは無駄よ!」
ロングヘアの女性がスマホをぐいっと差し出す。
「あんたもこいつの餌食になったの?」
「えっと……」
黒髪女性に言われて、私は言い淀む。
「まだ違う!」
江上さんが言う。
非通知だった。
彼が通話を押した直後、
「紗智に近付くな!」
男の声が響いた。カズの声だった。
「……もしかして、彼?」
戸惑うように江上さんがたずねる。
「そう……かも」
続けて、スマホからは驚くべき内容が告げられた。
「お前、三股してるだろ! それがバレて離婚されたんだ!」
「え?」
私は江上さんを見た。
浮気されて離婚したって聞いていたのに。
「こ、こんなの嘘だから!」
わかりやすくうろたえて、江上さんはスマホを切る。
が、またすぐにスマホが鳴る。
困惑していると、部屋の引き戸ががらっと開いた。
三人の女性が入って来た。黒髪のスマートな人、茶髪のかわいい人、ロングヘアのナイスバディの人。
江上さんは慌てて私から離れた。
女性たちは江上さんと私を比べるように見てから江上さんをにらんだ。
「どういうことよ! 今すぐ来いって言うから来たら、ほかに女がいるなんて!」
黒髪の女性が叫ぶ。
「い、いや、あの、なんでここに」
「あなたが呼んだからじゃない!」
茶髪の女性が怒鳴る。
「呼んでない……」
「スマホにメッセージ来たんだから、言い逃れは無駄よ!」
ロングヘアの女性がスマホをぐいっと差し出す。
「あんたもこいつの餌食になったの?」
「えっと……」
黒髪女性に言われて、私は言い淀む。
「まだ違う!」
江上さんが言う。