最強総長さまは元執事
カンカンカン、と冷たく硬い音を立ててかいた階段を上り、私達の目の前には短すぎず長すぎずの廊下に3つの扉が現れた。
流星は迷うことなく、1番左の扉をノックもせずに開けた。
「——おっ!来たか〜流星!久しぶりだなっ!」
「陽太、もう少し声量落とそうか〜。流星、いらっしゃい。」
「やっほ〜!我らが総長さま♪」
「………。」
最初にうるさい声が聞こえた後、窘めるような声、高めの明るい声が聞こえた。
流星に続き部屋に入ると、4人いたので、何も言わなかった人がいるらしいことが分かった。
「ああ。久しぶりだな。」
そう流星が返事をしたが、全員なにも言わずに私を驚いたようにじっと見てきた。