最強総長さまは元執事
「えっと……、流星、その女性は?」
沈黙を破ったのは、さっきの窘めるような声と同じ声だった。
“女性”と言うあたり、紳士的な人なのね……。見た目も好青年って感じのイケメンだし。
これは絶対モテる男だ。
「愛華様だ。」
「さ、さま……?って、あ。もしかして、流星がずっとさ「優真。」……ごめん。」
ずっとさ……??
流星が遮ったから、何が“もしかして”なのか全然わかんないじゃん! もぅー。
まあ、なんでもいっか。
「愛華様。コイツらはDignityの幹部です。」
「へぇ……」
「ほらお前ら。自己紹介だ。」
「じゃあ、僕からかな? 僕の名前は優真。副総長をやってるよ。よろしくね。……あ、流星が敬語なんだから、僕も敬語を使うべきかな?」
「別に……大丈夫。」
さっきの紳士的なイケメンは、優真というらしい。
「オレは陽太だ!よろしく!」
うるさいこの人の名前は、陽太。……そういえばさっき“陽太”って優真に呼ばれてたな。
「ぼくの名前は葵だよっ!よろしくね♪」
可愛い顔をした、高めの明るい声の持ち主は葵。顔だけじゃなくて、名前まで中性的なんだな……。
「……湊だ。」
どうやらさっき何も言わなかったのは湊だったらしい。
無口キャラね、おっけーおーけー。