塩系男子のステルス溺愛 クールで無愛想な義兄が、なぜか私にだけ甘すぎる件




 夜になって一人でごろごろしていたら、知らない番号から着信があった。

「もしもし」
「あ、あのいきなりごめんなさい」

 蚊の鳴くような小さな声。

「ヒナか」
「うん。今日ハル君からたすく君に会ったって聞いて」
「なんで連絡しなかった?」
「なにを話せばいいかわからなくて……」

 ──話すことなんていくらでもあるだろ。どこ住んでるとか。なんでうちの大学来たのかとか。最近どうしてるのかとか。
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