塩系男子のステルス溺愛 クールで無愛想な義兄が、なぜか私にだけ甘すぎる件

「お茶をどうぞ」

 誤魔化すために、紅茶を淹れた。

「うむ」

 古くてボロくて散らかったアパートにたすくはひどく不似合いだった。
 高校時代のジャージに厚い眼鏡をかけたひなたは委縮して正座した。

 ──そういえば何しにきたんだろ。

「ヒナ、あの男と付き合うのか」
「え。あの男とは? ロボットのこと?」
「あほ」

 付き合うような男性が身近にいないので、TABOTのことかと思ったけれど、よく考えたらハル君のことだろう。

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