塩系男子のステルス溺愛 クールで無愛想な義兄が、なぜか私にだけ甘すぎる件

 ──ロボット開発が趣味なんて色気がなさ過ぎるな……。

 最近も大学で、あのキレイな女子学生と一緒にいるのを見た。手足が長くて、髪も肌もものすごく手入れされてて、爪の先まで美しい。ひなたとは月とすっぽんだ。
 比べちゃいけないと思いつつ、ひなたの劣等感を刺激する。

 たすくのことだけは好きになってはいけない。好きだけど、異性としては意識しすぎてはいけない。
 ただの居候。不運なところを掬ってくれただけ。勘違いするな。
 毎日自分を戒めないと、予期せぬ高波に心を持っていかれそうだ。傷つく前の防波堤を築き上げないと。

< 193 / 311 >

この作品をシェア

pagetop