塩系男子のステルス溺愛 クールで無愛想な義兄が、なぜか私にだけ甘すぎる件

 ひなたのために、ハルから貰ったチーズケーキに合いそうなお茶を買って、帰宅するとまだひなたは帰っていなかった。
 代わりにいつもしまっているはずのTABOTをリビングのテーブルに置き忘れていた。
 最初は市販の玩具と思ったが、どうやらひなたが1から開発したらしい。

 やっぱり変な女だと思う。けど面白い。
 
 たすくがいない時に色々いじっているようだった。ひなたが時々こそこそ話しかけているのを見たことがある。大体たすくが風呂に入っている間などだ。オタクな趣味が恥ずかしいのだろうか。
 
 ──たしか起動の言葉は。

「TABOT、ON」
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