塩系男子のステルス溺愛 クールで無愛想な義兄が、なぜか私にだけ甘すぎる件

 背中の素肌を滑るように触れられて思わず声が出た。ブラのホックを外される。

「わ、私胸も小さいし、たすく君を満足させられるかどうか」
「これ以上欲求不満は耐えられないんだが」
「でも……でも」
「俺がいいって言ってんだからいいんだっつーの」

 顔のあちこちにキスされて、蕩けそうになっていると胸を直に揉まれた。

「……やじゃないのか?」
「へーき……」

 過去のトラウマを気遣ってくれているのだろう。嫌悪感は全くなくて、ただただ恥ずかしかった。恋愛なんて自分には遠い世界で起きる現象だと思っていたから。
 母親から自立して、自由は得たけれど、それは不安とか心細さとセットだった。
 たすくに頼って依存していくのもまた怖い。ひなたには怖いことだらけだ。

「いいのかな」
「ん」
「幸せになって。壊れちゃいそうで怖いよ」
「まー、それは俺も」
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