塩系男子のステルス溺愛 クールで無愛想な義兄が、なぜか私にだけ甘すぎる件


「俺はヒナにもっと自分勝手に生きろと思ってた」
「今好きなことしてるの。だから楽しい」
「そうか」
「将来は、介護とか、救助とか人の役に立つロボットを制作したいの。だから頑張る」
「ヒナ、変わったな」
「たすく君に会えたからだよ。天海家で短期間でも過ごせた思い出が私を前向きにさせてくれたんだよ。ありがとう」

 たすくはずっとぶっきらぼうな顔をしていたけど、いつもより頬が赤い気がした。やっとずっと感謝していたことを伝えられた。これからまた別れが来たとしても、この思いはずっと心の中で善きものとして大切にしていきたい。


< 262 / 311 >

この作品をシェア

pagetop