塩系男子のステルス溺愛 クールで無愛想な義兄が、なぜか私にだけ甘すぎる件
「ミカ、やっぱあの子二股続けてるみたい。人気のない路地でたすく君じゃない男と抱き合ってたよ」
「そう……」

 たすくはひなたが陰で別の男にも色目を使っているのを知らないのだろう。
 一度はたすくに彼女ができて落ち込んだが、その程度の仲ならまだ完全に諦める必要もないかもしれない。
 結婚したわけじゃない。学生時代の恋愛なんて通過点だ。
 絶望的な気分になるのは、やめよう。そう思えた。


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