塩系男子のステルス溺愛 クールで無愛想な義兄が、なぜか私にだけ甘すぎる件
全然知らない話を聞かされて、いきなり断崖絶壁から落とされたようなそんな気分だった。
「まさか、知らなかったの? 一緒に暮らしてるんでしょ?」
「し、知りません」
「心の整理のためにあなたに会いにきたけど……やっぱり納得できない」
「申し訳ありません」
「今朝、一年生の男子と一緒にいた? あのかわいい子」
「はい。いましたけど」
「そう。やっぱりそうなのね……」
動揺してうまく話せないまま呆然としていると、ミカはさっと立ち上がり、消えていった。それにしてもミカのあの軽蔑するような眼差しはなんだろう。
ただ恋敵がひなたのような平凡な女子で、がっかりしたのだろうか。