塩系男子のステルス溺愛 クールで無愛想な義兄が、なぜか私にだけ甘すぎる件
「どーした? ぼんやりして」
「あ、ごめん。ちょっと考え事してて」

 たすくはひなたがロボット制作のことで頭がいっぱいだと思っているようだったが、実際はたすくに大阪行きのことを聞けずにモヤモヤしていた。

 ──どうして、私になにも言ってくれないの?

「ロボット、うまくいってないのか」
「色々トラブルがあって思い通り動かないの」
「ふぅん。男ばっかの研究室泊まったりして平気なのか。ヒナ男苦手じゃん」
「知ってたの?」
「見りゃわかる」
「昔嫌なことがあって、男の人が苦手になったんだけど、段々慣れてきた」
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