塩系男子のステルス溺愛 クールで無愛想な義兄が、なぜか私にだけ甘すぎる件
ひなたに後ろから抱きついて、耳元で囁くとすぐに耳が真っ赤になる。
最近ひなたは疲れていて、いちゃいちゃする時間も減っている。昨日もたすくがシャワーを浴びている間にひなたは寝てしまっていた。
寝顔も可愛くて抱きしめたりキスをしていたが、こちらは健康な22歳の男子であって、時に欲望が抑えきれないこともある。というか一緒に暮らし始めてから割と我慢しているほうだった。
ひなたは鈍感だから、はっきり言わないとわからないが、たすくは言葉にするのが苦手だった。
「はぁ……かわいい」
2人きりだと無意識にこんな言葉を言ってしまうようになった。我ながら自分の変わりっぷりが怖い。
性急にことを勧めたくなる欲を抑えて、ゆっくりひなたの服を脱がす。中学生のひなたはただ放っておけないかわいそうな奴という認識だったのに、今は完全に異性として好きだった。なぜひなたなのか、自分でもはっきりとはわからない。
一緒にいて安らぐのはひなただけだし、自分にはないと思っていた独占欲がむくむく湧いてくる。