塩系男子のステルス溺愛 クールで無愛想な義兄が、なぜか私にだけ甘すぎる件

 もっとたすくに夢中になって、いないとダメになればいい。
そこまで思って、ひなたの母親のことを思い出す。恋愛に溺れる怖さを間近で見てきただろう。ひなたなりに他人に依存せず自立したいのだと言っていた。
 ひなたが過去なにか男にトラウマがあるのも知っている。
 前に将来は誰とも結婚しないと言っていた。ひなたの育ちを考えればそう思うのも無理はない。

 そして着実に将来に向かってステップアップしている。
 ただ自分は初めての恋愛に溺れていて、ひなたのそんなところをもどかしく思うのだった。

 遠距離恋愛になるくらいなら学生結婚したい──などと友人のマコトが言ってたらお花畑の恋愛脳になってるからやめろと言っていただろう。
 そろそろ自分の頭が心配だ。

< 279 / 311 >

この作品をシェア

pagetop