塩系男子のステルス溺愛 クールで無愛想な義兄が、なぜか私にだけ甘すぎる件
 ロボコンの日程が迫っていて、忙しい日々だった。
 一年生のひなたは、先輩方がやっていることのサポートのみだったが、研究室は日に日にピリピリしていた。
 ひなたもバイト以外は研究室にいることが多かった。たすくに大阪行きのことを聞けないまま、疲労もたまって二人で過ごす時間は減っていた。

「もう三日寝てない……」
「なんか今日騒がしくないか?」
「あー今日学園祭じゃん」
「来週には完成させないといけないし、そんなん出てる暇ないな……」

 年に一度のお祭りよりも、目の前の問題解決が先だった。
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