塩系男子のステルス溺愛 クールで無愛想な義兄が、なぜか私にだけ甘すぎる件
 
 すぐに母と男は別れたからよかったものの、もしも続いていたらもっとひどい被害にあったかもしれなかった。
あれ以来男の人が苦手で、母親の交際相手が変わるたびに、怯えるようになった。
男性に近づきすぎると蕁麻疹が出るようになってしまったのだ。

今ではまともに男子と話すことすらできない。

自分は一生恋愛アレルギーで彼氏もできず、結婚も無理だろう。
なにより、恋をしている時の母親がおそろしかった。
母親が恋愛にかけるエネルギー、情熱。住む場所も、仕事も捨てて相手にのめりこむ一途さ。もちろんトラブルもあった。

ひなたを捨てることだけはしなかったけれど、一度好きになると自分に夫がいようが相手に妻がいようがもう止まらないのだ。
< 40 / 311 >

この作品をシェア

pagetop