前世恋人だった副社長が、甘すぎる
「どこでこんなこと、覚えたんだ?」
どきん、と胸が鳴った。
前世です、とはもちろん言えない。
だから私は、これまた暴挙に出たのだ。
「怜士さんがいてくださるから……怜士さんが喜んでくれるから、出来るんです」
怜士さんのおかげで、百二十パーセントの力が出せると。
私の言葉に、怜士さんはまた妙な気を起こしてしまったらしい。
「そうか……」
その瞳が、獲物を狙う熱い瞳へと変化する。
「それなら、一生俺のそばにいてくれないと困るな」