どちらとの恋を選びますか?【後編】~元彼御曹司のとろ甘愛に溶かされて
 社長は、俺が話す内容を分かっていたかの様に、驚きもせず、俺を鋭い目つきで見据える。

 「君のお父さんは、知っているのか?」
 「話はしましたが、聞く耳を持ちません。ただ、私の思いは何があっても変わりません」
 「縁談を断る意味が分かってて、来たんだろう。話を聞こう」

 そして、自分の気持ちを全て話した。

 「君は、会社のことより自分の気持ちを優先した。うちとの良好な関係が崩れても…そういうことだね」
 「虫のいい話ですが、御社とは、そのような繋がりが無くても、いい関係でこれからも続けたい気持ちがあります」

 俺は揺るぎない気持ちを、ハッキリと熱意を込めて言葉を発した。

 すると、それまで下を向いていた彼女が、ゆっくりと顔を上げた。

 少し笑みを浮かべながら、悲しそうな表情…
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