どちらとの恋を選びますか?【後編】~同期は独占欲強めな溺甘御曹司でした
 次のページを開くと、涼の写真が載っていた。

 『最先端の就職・転職のエージェント企業を目指す、夏目 涼氏。
 別の顔として、投資家・プログラマーとしても、飛躍し続ける』

 一緒に仕事している時は、涼の本当の姿なんて、全く知らなかった。
 今は、色々な才能を活かし、注目を浴びている。

 「このスーツで良かったよね。専務室、もっと明るくした方が良いのかな?」
 「あのさ、冬月副社長との温度差、あるよな」
 「そう?」
 「俺の方が、カッコいい!って、言ってくれると思ったのに…」
 「だって、涼は実物の方が、カッコいいから」
 「写真写りが悪いってこと?」
 「そうじゃなくて、涼は、会社の仲間や、家族と一緒に過ごしている自然の姿が、1番カッコいいから。それに…」

 涼を見て、愛されている時の顔を、思い出した自分に恥ずかしくなって、顔が火照って、口を噤んだ。
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