どちらとの恋を選びますか?【後編】~同期は独占欲強めな溺甘御曹司でした
 「今、何を想像した?」
 「何も…」
 「そう…」

 熱を帯びた目に変わった、涼の手が、私の頬を撫でる。

 「その姿を、この世で見ることが出来るのは、たった1人、咲羅だけってことか」
 「そうだよ…誰も知らない。これからもずっと…」
 「咲羅…俺を選んでくれて嬉しいよ。ありがとう」

 力強く、背中に回る手が…熱い。

 「涼…初めて会った時から、私を守ってくれてありがとう」
 「これからも、ずっと守っていくよ。咲羅も颯太も」
 「うん…」
 「咲羅…そろそろ、もう1人家族が欲しい。仕事好きな咲羅だから、言い出しにくかったんだけど」
 「私も欲しい。仕事より、涼と家族との時間の方が、幸せだから」
 「いつまでも、家族の笑顔を守り続けるよ。約束する」
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