どちらとの恋を選びますか?【後編】~同期は独占欲強めな溺甘御曹司でした
 体を離し、私の目を見つめて、優しく微笑んだ。
 「咲羅、愛してる。これからもずっと…」

 あの日、涼が私の手を掴まず、そのまま電車を降りていたら…

 もしかして、待っていた陽先輩に心惹かれて、先輩を選択していたかもしれない。

 そうすれば、私は陽先輩の隣で笑っていた。

 一瞬の時のズレと行動の選択で、人生が大きく変わった。

 笑う時も泣く時も、ずっと、いつも私の傍にいた涼…
 同期から恋人になって、夫になった…

 私を見下ろす、優しい目…
 包み込むような甘いキス。
 指を絡めて私の手を包み込む大きな手…
 「咲羅…もっと啼き声聞かせて…」ゾクッと響く甘い声…

 涼…あなたに愛されて、私は幸せだよ。
 相棒としてじゃなく、妻として、支えていくから。
 また、これからも一緒に、二人三脚で困難にも立ち向かって進もうね。
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