狂愛〜虎を照らす月〜
ガンガンと爆音が鳴り響くフロアに入れば、人がゴミの様にごった返していた。

「人、ヤバいね!」
紗理奈が私の手を引いて振り向く。


「だからさ!」


そう言いながらも、賑やかな場所が好きな私たちは、上機嫌でドリンクを注文する。


「「かんぱーい!」」

喉がカラカラだった私たちは、その場で迷わず一気飲みだ。


「ははは!だよねー!おかわりしよ!」
紗理奈がすぐに次のドリンクを注文する。


そして、私たちは何杯目かわからないくらい飲んでから、ギュウギュウのフロアへ向かった。


重低音が、酔った身体に心地よく響く。


2人で、手を挙げながら、身体をくっ付けて音に乗る。


「さいこー!」

「たのしー!」



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