狂愛〜虎を照らす月〜
「え?」


「綺麗だった。」


「綺麗だった?」


「ああ。大会とかでてたのか?」


「そんな出た事ないよ。
家でやってただけだもん」


「誰に教えてもらったんだ?」


「組員とか、繁とか、兄達とかだよ」


「それで、あんなに?才能だな」


「褒めすぎだって。だって、あの時のクラブでだって結局あんな目に遭っちゃったし」


「でも捻り上げてたって聞いたぞ」


「まぁ、そこまでは良かったんだけどね。最後に体当たりされて、たぶんその時ドリンクに入れられて、、」


「クソ野郎だな。」


「そう言えばあの人達、連れて行かれたよね?」


「ああ」



「その、、」



「まぁ生きてはいる。もう日本にはいない」
2度とこの辺は歩けないしな。
というか、足そのものがもう歩行困難だ。


「そっか。」
深月もこれ以上は聞いて来なかった。
< 153 / 301 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop