狂愛〜虎を照らす月〜



「ふふふ。うん。もっと岳を感じたい」


「深月。あんまり煽んな」


そう言って、キスをした。

ゆっくりとゆっくりと。


「私、おかしくなっちゃったのかも」


「どのへんが?」
俺は、深月の首もとにキスをずらしていきながら聞き返す。


「岳になら、痛みすらも、、、
気持ち良かった、、、んっ」


恥ずかしそうに、小さな声で、顔をそらしてそんな事を言った。


「クククク。そうか。でも、今は優しくしたいな。嫌か?」


「何されても、、、結局岳となら、、いい」


かわいい事言うよな本当に。


「深月、、、。ありがとな。愛してる」


そして、2人、ゆっくりと再び快楽の波に飲まれて行った。
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