狂愛〜虎を照らす月〜
さっきまでの、殺伐としていた感情が嘘みたいに穏やかだ。


深月のおかげだな。


すると、深月がゆっくりと目を開ける。


「岳、、、」


「深月。起きたか?身体、大丈夫か?」


すると、深月はクスッと笑う。


「ふふふ。大丈夫。岳は?もう、大丈夫なの?」


「ああ。ありがとな。悪かった。
その、、、乱暴で」


「乱暴じゃなかったよ。大丈夫だよ」

そう言って、俺の頬に手を伸ばした。

優しく、暖かい。

俺もその手に、自分の手を添える。

そして、キュっと握って手にキスをした。

「そんなんじゃ足りない。」

「本気か?」

「だって、岳寝ちゃったじゃん」

「そうだけど、、。キツかったろ。」

「ふふふ。よゆー」
そう言って、ニカっと笑った。

ははは。
さすが、俺の嫁だわ。

さっきとはまた別に興奮してしまう。

「ははは。それじゃ、今度はゆっくり深月を抱かせてもらおうかな」

そう言って、俺はタバコの火を消してベッドに入った。
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