狂愛〜虎を照らす月〜
そしてあっという間に、パーティーの日になった。
岳は、光沢のある黒のスリーピースをそれは見事に着こなしていた。
ベストは、ストライプがはいっている。
いつもセンターで分けている髪も、今日は分け目を少し変えて、前髪をかきあげるようにして、サイドはビシっと耳にかけてあった。
こう見ると本当にカッコイイ。
スラッとしていてモデルみたいだ。
スーツの下はバランスよくついた筋肉が隠れている。
それこそ最初は気絶してしまったくらい見事な体型をしている。
そこに、この顔。
イケメン過ぎる。
やっぱり、どこか少しオーラが醸し出していて、ミステリアスだ。
こんな人が、私の旦那さんとか、、
どうしよう。
大丈夫かな?
岳は、結婚してからも私を連れて外にはあまり出かけない。
まるで、隠しているかのように。
嫌なのかな、、?
私じゃ、釣り合ってないかな?
あまりの岳の迫力に、珍しく弱気になる。