狂愛〜虎を照らす月〜
「うん。雅也はそんなにうるさくないけど、拓磨は結構うるさいよ。繁みたい」
「ははは。妹が心配なんだろ。破天荒でお転婆ちゃんだから」
岳がニヤっと笑う。
「もう!!」
「いいんだ。お前はそれで。」
そう言って、また頭を撫でてくれた。
「ふふふ。元気かな?」
「ああ。こないだもさんざん大暴れ、、
いや。うん。元気だ。大丈夫」
大暴れしたのね。
私は苦笑いだ。
「はははは。元気で何より」
「どれ、そろそろ帰るか。
陸。朔。服着ろ。行くぞ」
「うーす。」
そして、外に出れば既に車が横付けされていた。
ずっと待機してたんだね。
ご苦労様です。
そして、私と岳は黒塗りのベンツに乗り込んだ。
陸さんと朔さんは、すぐ後ろのこれまた同じ黒塗りのベンツに乗った。
護衛もベンツ。
ぱっと見どこに誰が乗ってるかこれだとわからない。