狂愛〜虎を照らす月〜


「んとに、バカだな。おい。やめろ」
岳は、そんな2人を言葉とは裏腹に優しく見て笑った。
お兄ちゃんって顔で。


そう言えば、兄達もよく、お互いの絵を見せて、同じように熱くなっていたな。


元気かな?
雅也も拓磨も。
全然会ってないや。


「どうした?」


「ん?いや、うちの雅也も拓磨も同じ事してたなーって」


「ははは。そうか」
岳はまた優しく笑った。

岳は、私の兄達の事も、大事にしてくれてるのがその顔からも伝わってきて、嬉しくなった。


良かったね。雅也。拓磨。
あんたらの若頭は、こんなに優しい人なんだよー。
心の中で話しかけた。
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