狂愛〜虎を照らす月〜
あ、本当だ。


いつの間にか、すっかり見慣れた屋敷があった。


組員がドアを開けてくれて、2人で車から降りる。


そして、部屋に入れば岳が抱きついてきた。


「岳?」


「深月。お前。可愛すぎだ。ずっとこうしたかった」


「ふふふ」


岳は、ジャケットを脱いで、ネクタイを乱暴に引き抜いた。


そして私の手を取り、自分はベッドに座った。

立ったままの私を熱のこもった瞳で見つめてくる。


さっきまで、あんなにふざけた会話をしていたのに、一気に甘い雰囲気になる。


「綺麗だ。」

私の手を取り、甲にキスを落とす。
そのままクルッと向きを変えられ、ドレスのファスナーをゆっくりと下ろし、背中が露わになる。

そして、岳は私の虎にキスをする。
< 243 / 301 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop