狂愛〜虎を照らす月〜
そして、家に帰れば深月がニコニコして出迎えてくれる。

これもいつも通り。

「おかえりなさい」

「ただいま」


そして、部屋に入って、ギューっとハグをして、たっぷり深月の香りを吸う。
深月の温もりを感じる。


落ち着く。


はぁ。やっと息が吸えた感じがする。

俺はすっかり、深月無しでは息も吸えない人間になってしまったようだ。


そして、目が合うと、向かい合ってどちらからともなくキスをする。


いつも、この瞬間から抱いてしまいたくなるがなんとかこらえる。


さすがにな。
やりすぎだからな。


「岳みて!」


深月は今朝みたいに口をあーと開けて見せる。

お。ついてる。


「お揃いだな」

そう言ってまたガブっとかぶりついた。
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