狂愛〜虎を照らす月〜
"進藤組"
顎が外れるほど、口を開けてしまった。
う、嘘でしょ、、、!?
進藤組って紗理奈が言ってたトップの組だよね、、。
しかも幹部は滅多に傘下の娘がお目にかかれるような人じゃない。
あの人、若頭でしょ!?
と、とんでもない人と一緒に過ごしてしまった。
ヤバすぎる!!
すると、携帯が鳴る。
"紗理奈"
「紗理奈!!」
私は駆け足でその場を逃げるように離れて電話に出た。
「深月!!やっと出た!!あんた今どこ!?進藤組!?」
「なんでわかったの!?今、なんとか逃げてきた!!」
「やっぱり!!今近くまで迎え来てるから!!」
通りまで出ると見慣れたレクサスが止まっていた。
透さんが、ドアをあけてくれる。
「さあ、早く」
「は、はい。お願いします」
車に乗ればすぐに紗理奈が話しかけてきた。
透さんも、凄い勢いで車を発進させた。