狂愛〜虎を照らす月〜
街で大暴れしてる所をみつけて。
朔はあの時まだ6年だった。


最初こそ反抗的な態度だったが、親父からも組員からもかわいがられて、やっと心を開いた。


うちの組の"守"に属し、一組員としてめきめきと頭角を現していった。


俺が武道の訓練中には、いつも見に来て技を盗もうと必死に目で追いかけて。


今では、俺の側近になる程の実力をもつ男に成長した。


陸は、若頭補佐として、俺の右腕としていつもは側にいる。


ただ、仕置きの時はだいたい陸が取り仕切る。

まぁ、朔を止める要員でもあるが。
朔は限度を知らないからな。


陸と朔は同い年ともあって、仲が良い。
本当の兄弟のように。


朔は親父の養子として籍に入ってるから、俺の弟でもある。


家族として話す時は、朔も敬語はなくなる。


深月を逃した時はさすがに素がでてたな。


思い出してフッと笑った。
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