狂愛〜虎を照らす月〜
"陸"

陸こと進藤 陸(しんどうりく)は俺の2歳下の弟だ。

「はい」


「兄貴。例の女、見つかったって?クククク」


「ああ。親父か?仕置きはどうなった」


「ああ。親父が喜んでたぞ?
あれじゃ、しばらく外を歩く事も出来ねぇだろうな。足がどっか向いちまったからな。クククク」


「ったく親父。
朔が暴れたか?」


「ああ。朔も俺も。なめやがって」


「俺も行けばよかったな」


「いや、兄貴が来たら、生きて帰せねぇだろ」


「まぁ、そうだな。」


「こんなんは、俺たちだけでいい」


「そうか。まずお前も戻ってこい」


「ああ。それじゃ」


陸と電話を切る。


朔も久しぶりの仕置きで、張り切ったか?

朔も俺の二つ下で、親父が昔どっかから拾ってきた。
親も兄弟もいない。

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