狂愛〜虎を照らす月〜
朔も陸も同じ頃、ヘラヘラしながら戻ってきた。


ったくよ。

何時間かかってんだよ。


「おせぇ」


「「すんません」」

2人とも、顔を合わせて苦笑いしてる。


「ったくよ。朔、出かける」


「どちらへ?」


「熊のフロント企業」


「承知」

ニヤつくな。


「俺も行く」

陸が言う。


「勝手にしろ」


「承知」


どんなだよ。ったく。


兄弟3人で仲良くお出迎えだぞ深月。


ククククっ


驚くか?


あいつは、俺が進藤組の若頭だと知ってるはずだ。


この家から帰る時に絶対気づいてる。


だから、情報を隠したんだろ?


他の組員には身を守る為なんて事言って処分させないようにしたが。



逃がさねぇぞ。深月。
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