パパになった冷徹御曹司の溺愛は止まらない!~内緒の赤ちゃんごと、独占欲全開で娶られました~
「別にいいの。私は結婚願望もないし、本当に芸能人みたいなものなの。最後に一目だけみたかっただけ。自分への誕生日プレゼント」

私は、今日でこのホテルを退社して、実家へと帰る予定をしている。
仕事も楽しいし、やりがいも感じていたが、実家の母の体調が悪く、和菓子屋を営んでいるため、それを手伝うことにしたのだ。
この年まで好きにさせてくれた両親にはとても感謝をしている。

「そんこといってるとあっという間にばあさんになるぞ?」

今日の元樹はシルバーグレーの明るめのスリーピースに、胸元には赤のスカーフ。ダークブラウンの髪はカチッと固められている。
< 11 / 251 >

この作品をシェア

pagetop