パパになった冷徹御曹司の溺愛は止まらない!~内緒の赤ちゃんごと、独占欲全開で娶られました~
 嫌味も混じったその恭弥さんの言葉に、元樹がうんざりといった表情を浮かべた。

「別にいいんだよ。兄貴には申し訳ないけどな」
今日の恭弥さんは、元樹とは反対に、ブラックのスリーピースを大人の雰囲気満載で着こなしている。髪も比較的緩くセットされていて、額に髪がかかっていた。
 切れ長の漆黒の瞳に、筋の通った鼻。色気のある唇。ただそこにいるだけで、周りの視線を集めてしまうほど、存在感のある人だ。

 ふたりのやり取りを見ていて、仲が悪いというわけではなさそうで少し安堵する。

「今日はパートナーが一緒か? 珍しいな」

「ああ、友人の咲良。今日が誕生日なんだ」
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