パパになった冷徹御曹司の溺愛は止まらない!~内緒の赤ちゃんごと、独占欲全開で娶られました~
 平日、実家で弥生を見つつ店番をしていた私に、母が声をかける。

「んー? どうだろう? 恭弥さん次第かな」
 その言葉に、弥生が「パっパっ」と声を上げる。

「あー、弥生、まだなの。パパはまだお仕事」
 彼の名前に反応して、会えると思った弥生は諭すような私の言葉に、ぐずぐずと泣き始めた。

「弥生は本当に恭弥君に慣れたわね」
 そんな弥生を母はなだめながら笑顔でそういう。

「うん、そうだね」
 両親の心配をよそに、弥生は週末だけではなく、いつでも彼と一緒にいたいと思っているはずだ。

「弥生、パパはお仕事がんばってくれてるのよ。ばあばといい子に待ちましょうね」
「あーい」
 母のことも大好きな弥生は、すぐに泣き止んで笑顔に戻る。
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