パパになった冷徹御曹司の溺愛は止まらない!~内緒の赤ちゃんごと、独占欲全開で娶られました~
 最後は少し照れてしまい小声になった私は、弥生の口にかぼちゃを入れる。

「わかった。今日はゆっくりさせてもらう」
 その言葉通り、午前中は庭で遊ぶ弥生をテラスからお茶を飲みながら見て、昼食を食べると恭弥さんはよほど疲れていたのか、すぐに弥生と眠ってしまった。

リビングのカーペットの上で、コロンと横になる二人にブランケットをかけてその姿を見つめた。

 私は何をしているんだろ。ここまで私たちを思ってくれる彼に無理をさせることが、私のしたかったことなのだろうか。

 私に対する罪悪感を持ってこれから生きて行かれることを、私は望んでいるのか。
 
 ふたりを見ていて、私はすぐに答えが出た。

 そんなことは望んでいない。いつまでも彼を無くす不安ばかりで素直になれず彼に甘えているのは私だ。

 そう思うと、リビングをでて実家の母に電話をする。

「東京へ行こうと思うの」

 そう伝えたら、母は『やっと決めたのね。遅いわよ」そう笑った。

 昼寝から起きた彼に、東京へ行くと伝えると、少し驚いた表情をした後「ありがとう」そう言ってくれた。
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