パパになった冷徹御曹司の溺愛は止まらない!~内緒の赤ちゃんごと、独占欲全開で娶られました~
 この二か月、毎週、彼は私たちに付き合っていてくれている。たくさんのところにも行ったし、楽しい時間だった。

 でも、その分、こっそりと仕事をしていることも知っている。

 何度かこっそりリビングに行くと、パソコンと資料に向かっている彼を見た。
 目元を何度も抑えて、天を仰ぐような仕草をしている彼に申し訳なさが募っていた。

「今日はゆっくりしましょう」
「いや、大丈夫だよ。弥生は水族館と公園とどっちが……」

「恭弥さん!」
 弥生を叱るときのように、私が彼を呼ぶと彼は言葉を止めた。

「私だって無理をして欲しくありません。私たちのことを思うならなおさらです」
「咲良……」

「私たちはこうして週末来てくれて、一緒にいてくれるだけで……十分です」
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