パパになった冷徹御曹司の溺愛は止まらない!~内緒の赤ちゃんごと、独占欲全開で娶られました~

 その夜、家に帰って着替えて私は大きく息を吐いた。
 本当に今日はいろいろなことがあった。

「咲良、弥生寝かせてきたよ」

 夕飯を軽く済ませて、帰る途中、弥生は車の中で寝てしまったのだ。

 そして帰ってからは、私を気遣ってすべてをやってくれた恭弥さん。

「ありがとうございます。元樹たち無事二次会できたでしょうか」
「大丈夫だろ。それよりーー」

 恭弥さんはそういうと、ソファに座っていた私をいきなり抱きしめた。

「咲良、本当にごめん。俺のせいでまた……」

「それはもう何度も聞きました」

 自分のせいで怖い思いをさせたことを、本当に悔いているのだろう。
「でも、俺がさやかとのことをきちんとしていればこんなことにはならなかった」

 確かにそれはそうだが、あのことを蒸し返す必要もないと思っていたのは私も同じだ。

 さやかさんの言葉に振り回されてしまったのは、だれのせいでもなく私のせいだ。
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