パパになった冷徹御曹司の溺愛は止まらない!~内緒の赤ちゃんごと、独占欲全開で娶られました~
 先ほどのシャンパンとは違うカクテルに気づいたようで、恭弥さんはそれに視線を向けた。断ろうと思っていたが、そう言われてしまえば口を付けないわけにはいかない気がして、それを少しだけ口に含んだ。
 甘さの中に、ライムのスッキリとした後味がしてとても美味しいのはわかる。口は悪いがバーテンダーとしての腕は確かだと知っている。

「甘くておいしいですよ」

そんなどうでもいい言葉しか浮かばないが、なんとなくアルコールが強いような気がして、よりによってなんでこんなカクテルを出したのかと、恨み言を心のなかで呟く。

「俺はまだこの後、挨拶があるから」
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