パパになった冷徹御曹司の溺愛は止まらない!~内緒の赤ちゃんごと、独占欲全開で娶られました~
 恭弥さんがいなくなった途端、目の前のスタッフが声をかけてくる。何度か一緒に仕事をしたこともある先輩だ。

「なんとなく成り行きで?」
「成り行きでこんな一般人が入れないパーティーに来るのかよ?」

 呆れた様に言いながら、彼はもう一杯私にカクテルを作って目の前に置く。

「もうこれ以上は……」
 完全に飲みすぎていることに気づき、そのカクテルを断りつつ元樹のことを説明しようとしたところで、横に気配を感じて言葉を止めた。
 
 先輩もすぐにプロのスマイルを浮かべて、他のお客様のところへと会釈をして行ってしまった。

「綺麗なピンクのカクテルだな」
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